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日本留学考试真题练习
Ⅰ 次の文章で、筆者の考える「未知と遭遇」とはどのようなものですか。
若者によくある誤解がある。知らない世界を見ることが、未知との遭遇だと思っているのである。だから「自分探し」に、イラクまで行ってしまう。未知ががイラクにあるのではない。「自分が同じ」だkら、世界が同じに見えるのである。それで「退屈だ」なんて贅沢をいう。知らない環境に入れば、自分が変わらざるを得ない。だkら未知の世界は「面白い」のである。
「変わった」自分はいままでとは「違った」世界を見る。自分が変われば、世界全体が微妙にずれて見える。大げさにいうなら、世界全体が違ってしまう。それが「面白い」。つまり「未知との遭遇」とは、本質的には新しい自分との遭遇であって、未知の環境との遭遇ではない。そこを誤解するから、若者はえてし自分を変えず、周囲を変えようとする。
1. 知らない世界を見ること
2. 自分の周囲の変化に気づくこと
3. 世界全体の変化を感じること
4. 変化した自分に出会うこと
Ⅱ 次の文章で筆者は、言葉の「定義」について何と述べていますか
その項目の執筆者が、自分の説に従ってそのことばを定義し、その定義だけしか書いてくれないのは、辞書としてはたいへん困る。ひいた人はそういう定義だと思ってしまうが、その定義は世の中に通用しているものとはちがうのである。執筆者は自分の出張が正しいと信じ、その体系で「世直し」をしようと思っている。しかし、世の中はそうかんたんに「直る」ものではない。
文部省による「学術用語」制定も、「世直し」の一つである。常用漢字も同じことだ。そのどちらも、世間に完全に受け入れられたことはない。
昔から言われるとおり、ことばは生きものである。どこかの権威によって統一されたり、整理されたりするものではないし、正しいとか正しくないとか裁定されるものではない。いろいろなものがいり混って、ごちゃごちゃと動いてゆくうちに、おのずから落ち着いてくるものなのだ。
1. ことばの「定義」は、自然に決まっていくものだ。
2. ことばの「定義」は、辞書が正しく決めなければならない。
3. ことばの「定義」は、権威ある学者が書くものだ。
4. ことばの「定義」は、文部省が統一すべきだ。
Ⅲ 次の文章は、ガという害虫の被害を防ぐための防虫剤について述べています。この防虫剤は果物の木に取り付けるチューブ状のものですが、その特徴はどれですか。
チューブの中には、合成されたガのメスの性フェロモン物質がぎっしりと詰まっている。その濃度は、メス1匹分の数万倍にも達する。
このチューブは新手の「防虫剤」だ。ガのメスは交尾の際、その種ことに特有の性フェロモンを出す。オスはそのにおいに惹かれメスを探し当てる。性フェロモンを畑一帯に充満をさせることで、オスとメスの間の交信をかき乱し、交尾させないようにできる。害虫の繁殖を抑えられるうえ、果実への残留もない。食の安全に関心が高まるなか、殺虫剤を減らす防除技術として注目が高まっている。
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